2008年5月13日 (火)

物価上昇

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世界的なガソリン価格の高騰を原因とした物価上昇が、ウガンダでも昨年から続いています。

特に今年に入ってからはインフレがひどく、新聞によると4月は9.5%と、ここ15か月間で最高の数値だったようです。これは隣国ケニアの情勢悪化(昨年末の大統領選の混乱が継続)で、一時ガソリンの輸入がストップしたことなどが大きく影響しているようです。

輸入品はもちろん、国内で生産している食料品などの値段も、のきなみ上がっており、特にウガンダ人の主食となる、マトケ(バナナ)、米、トウモロコシなどの物価上昇が激しいようです。昨年11月に、一房3,500ウガンダシリング(UGX)だったマトケが、今月には7,000UGXと2倍になっていることからも、その深刻さがうかがえます。

こうした物価上昇はウガンダ国民の生活を直撃しており、とくにエイズ遺児家庭のような貧しい世帯には死活問題です。子どもを多く抱えるエイズ遺児家庭の中には、養育が困難なため、数名を田舎で引き取ってもらうというケースも増えています。

政府によると、この物価上昇傾向は7月前後の作物の収穫期まで続くようですが、家庭訪問などで、「今日口にしたのはパン一枚だけだった」というような声を聞くと、今後の状況が思いやられます…。

ウガンダは、アフリカの中では肥沃な土地を持っており、豊かな国だと言われてきました。貧しくとも、飢えずになんとか暮らしていけた生活が、昨今の貧富の拡大で困難になりつつあるようです。こうした現状をエイズ遺児にも認識してもらおうと、今週から東アフリカ、世界情勢の新聞記事の掲示を始めました。

*写真は物価上昇を説明した新聞記事

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